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隠れたリスクを未然に叩く!これからの自動車事故対策のあり方

3 事故削減・保険料削減の対策とオリックス テレマティクス サービスの活用 ~ 顕在的リスク対策から潜在的リスク対策へ ~

今回は、事故削減のためのオリックステレマティクスサービスの活用とそれによる保険料の削減についてご説明します。

通常の事故削減に向けた対策は、事故の発生原因を客観的に分析することが第一ステップとなります。
この「客観的な分析」で一般的に使用するのは、保険会社が作成する事故分析レポートです。
レポートでは、事故の傾向が5W1Hの切り口で分析されています(保険会社ごとにコンテンツ・構成には差異があります)。

当社の車両管理ポータルサイト「e-ERG」を導入いただいている場合、保険も当社からの契約であれば、e-ERGから事故分析データ・資料を随時アウトプットすることができ、事故データ分析に活用できます。

この事故分析における重要な点は、全体の事故の中でどのような事故の形態が全体の中で大きなウェイトを占めているかを突き止めることです。
事故分析の狙いとしては、以下の2点があげられます。

  • 事故そのものの発生件数を減らす。
  • 支払保険金全体のボリュームを下げて、フリート料率改善・保険料コストを削減する。

この目的を果たすために、事故全体の件数の中で高いウェイトを占める事故の形態と、支払保険金の合計の中で高いウェイトを占める事故の形態を抽出します。
次のデータは当社が実際にコンサルティングを行ったものです。

事故分析データ

このお客さまにとって、対策を要する事故種類は主に2つです。一点目は高速道路での飛び石による車両事故、二点目は同じく高速道路内での追突が原因による事故です。飛び石による事故は「もらい事故」のように思われますが、能動的に事故を防ぐことが可能であり、追突事故と共通で、「最高速度を落とすこと」、「車間距離を十分にとること」を徹底することがポイントでした。

このように、「発生した事故」に関して客観的な分析を行い、その上で頻度・金額の高い事故を抑える方法は以前から実行されてきました。これは、いわば「顕在化されたリスク」に対する対策です。
これに対して「潜在化しているリスク」への予防的な対策もあわせて行う、これがテレマティクスサービスを活用した事故削減への対策です。

テレマティクスサービスは、最高速度、急減速、急加速、運転時間などのデータを車両ごとに取得することが可能です。いわば、運転データを「可視化」することができるサービスです。

たとえば、高速道路内での追突事故であれば、テレマティクスデータの各月の最高速度・急減速などの状況を調べます。すると、事故を起こしたドライバーは速度超過のワーストランキングに毎月のように上位に名前を連ねている、といった傾向を掴むことができます。これを、ドライバーの運転分析にとどめるのではなく、同じ運転傾向があるドライバーをチェックし「事故を起こすリスクの高いドライバー」として抽出することで、安全運転の事前指導などにつなげます。こうすることで、潜在化されたリスクを顕在化し、事故発生に先手を打って防ぐことが可能です。

このように、テレマティクスの活用により、事故へのリスクを面ではなく点で捉えることができ、潜在するリスクを顕在化させることで、さらに効率的な事故削減への対策を推進することができます。

第1回の記事でもご説明したように、自動車事故を減らすことは、単なる事故削減・保険料削減への対策ではなく、企業としての防衛対策の一環です。漠然とした対策ではなく、抑制が急がれる事故原因・形態、指導が必要なドライバー、事故を避けるための具体的な運転指導方法や、対策による効果などを明確にした上での取組みが現在では重要になってきています。
「隠れたリスクを未然に叩く」ために、オリックス自動車の事故削減へのメニュー・対策プログラムを複合的にあわせ、有効かつ効率的な事故削減対策としてご活用ください。

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