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クラウド利用の本質とは?社内システムのクラウド化検討のポイント

情報提供:クオリティソフト株式会社

3.11の東日本大震災以降、さまざまなイベントやセミナーで「BCP(事業継続計画)の観点からクラウドのニーズは広がっている」と耳にします。

企業が自前でサーバやネットワークというITシステムを所有する事によるリスクを考慮すると、より安全な環境にあるシステムを利用する事で事業継続リスクを軽減できるメリットは企業にとって大きな魅力であり、クラウド利用を本格検討されている企業は多いのだと思います。
その反面、クラウド利用によるBCPのメリットは理解していても、なかなかITシステムを現状から変えられないという企業も多くあります。

本コラムでは、まず基本に立ち返り、

  • クラウドを利用する事で企業は何を変えたいのか?
  • クラウド利用を検討する企業の本音とは?
  • どのシステムからクラウド化するのが良いのか?

といったクラウドに関する疑問を、IT資産管理(パソコン運用&管理)のクラウドサービスを提供する私どもの視点で3回にわたってご紹介します。

2011.8.23 クラウド利用を検討する企業の背景と目的とは?

クラウドとITサービスの関係

企業がクラウド導入を検討する時のモチベーションとは何でしょうか?もちろん、ただ単に最近流行りのクラウドを利用したいという理由ではありません。実はクラウドというサービス自体がその検討の主体ではなく、業務の外出し(アウトソーシング)が課題になっていると私どもは感じております。

私どもがIT資産管理ツールを世の中に投入した1998年当時、パソコン(PC)は企業内でも特定の人間のみが利用している時代でした。しかし、業務効率を改善するために企業はIT化を進め、現在では従業員1人に1台PCを割り当てている企業が多くなっています。そして、企業のシステム担当者はそれらのITシステムをPC利用者(PCユーザ)に提供する業務に日々追われています。
また、IT資産が増大する一方で、昨今の景気低迷により情報システム部門への予算は削減される傾向にあります。そのため、システム担当者へのリソース割り当てが増強できていないのも企業の悩みのひとつになっています。

このような環境の中で、私どものクラウドサービスを導入しているお客さまのほとんどが、ITサービスのアウトソーシングを視野に入れ、社内システム運用の効率化ならびにコスト削減の実現を目指しています。
クラウド普及は、提供サイドの思惑も影響しているのは確かでしょうが、企業のITシステムを取り巻く環境の変化が大きく影響していると感じています。

ITサービスの増加による企業への影響

では、ITサービスの負担増加に反して、システム担当者へのリソース割り当てが不足した場合、企業へどのような影響を及ぼすのでしょうか?弊社のお客さまを例に、その影響をご紹介します。

こちらのお客さまは従業員数170名弱の印刷業を営む企業で、2名の方がシステム担当として、基幹システム、ネットワーク、本業である印刷システム、ならびにPCユーザに対するITサービスの運用ならびに提供を行っていました。
問題が発覚したのは、昨年の秋に老朽化したPCをリプレイスした時でした。
リプレイス対象となったPCはMicrosoft社のWindows XPを搭載しており、最新オペレーションシステムであるWindows 7を搭載しているPCにリプレイスする予定でした。
ところが、調査を行ったところ、社内で利用している印刷システムがWindows XP以外では稼動しない事が発覚したのです。また、印刷システム自体をWindows 7に対応させるとすると開発に相当な時間がかかり、当初予定していたPCリプレイスの時期に間に合わない状況に陥りました。
結果としては、本望ではないが、Windows XP搭載PCへのリプレイスを余儀なくされたのです。
お客さまは、情報システム担当者がPCユーザにITサービスを提供する業務に追われ、本業のシステムがメンテナンスされてなかった事を問題と感じ、ITサービスを自前で持たず、アウトソーシングする方針を選択されました。そして、IT資産管理に関しては、弊社のクラウドサービスの利用を決意されたのです。

このように、ITサービスの増加に伴い、自前で賄いきれる限度を超えたシステム運用が企業を圧迫している事が、クラウド利用へのモチベーションの一つとなっています。

クラウドとモバイル端末との関係

前述したように企業へのクラウド利用には、企業のITサービスを取り巻く環境の変化が影響を及ぼしていますが、それ以外にITシステムの利用形態の変化も大きな要因となっています。
従来、PCは社内設置型が主流で、社内ネットワークに繋がっている事で運用ならびに管理が行われていました。しかし現在では、持ち出しPCの増加やスマートフォンやタブレット端末といった新たなITデバイスの出現により、従来の社内ネットワーク上での運用ならびに管理では対応しきれなくなってきています。
そのため、社内インフラに依存しないクラウドを利用する企業も増えてきています。

ご紹介しました通り、企業のクラウド利用には、ITに関わる環境の変化が大きく影響を与え、進化するITシステムと、それを受け入れる企業の体制との矛盾をITサービスのアウトソーシングで解決しようとしているのではないでしょうか?そして、その手段のひとつがクラウド利用だと私どもは考えています。

次回は、クラウドを利用するにあたっての企業の本音とは何なのか、といった疑問を調査データも踏まえてご紹介します

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