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クラウド利用の本質とは?社内システムのクラウド化検討のポイント

情報提供:クオリティソフト株式会社

3.11の東日本大震災以降、さまざまなイベントやセミナーで「BCP(事業継続計画)の観点からクラウドのニーズは広がっている」と耳にします。

企業が自前でサーバやネットワークというITシステムを所有する事によるリスクを考慮すると、より安全な環境にあるシステムを利用する事で事業継続リスクを軽減できるメリットは企業にとって大きな魅力であり、クラウド利用を本格検討されている企業は多いのだと思います。
その反面、クラウド利用によるBCPのメリットは理解していても、なかなかITシステムを現状から変えられないという企業も多くあります。

本コラムでは、まず基本に立ち返り、

  • クラウドを利用する事で企業は何を変えたいのか?
  • クラウド利用を検討する企業の本音とは?
  • どのシステムからクラウド化するのが良いのか?

といったクラウドに関する疑問を、IT資産管理(パソコン運用&管理)のクラウドサービスを提供する私どもの視点で3回にわたってご紹介します。

2011.11.1 となりの会社は、何をクラウドにしている?

企業が初めに導入するクラウドの例

クラウドは、販売管理や財務会計、給与計算など基幹系のサービスやメールやグループウェア、デスクトップツール、セキュリティサービスなどを提供しています。すべてのクラウドサービスが導入しやすいかというと、少しハードルの高いタイプもあるようです。ここでは「導入のしやすさ」という視点で見ていきましょう。

クラウドサービスは、販売管理や財務会計など画面で操作するタイプのサービスと、セキュリティなど画面操作を不要とするサービスに分けることができます。社内設置しているアプリケーションについても、同様の分け方をすることができます。

業務アプリケーションなど画面で操作するタイプのサービスを入れ替える場合、自社の運用実態に合っているのか、カスタマイズはできるのか、既存システムと連携できるのかということを考慮し、導入するケースがほとんどです。
しかし、バックアップやIT資産管理ツールなどは普段の操作で画面操作が必要ありません。このタイプのサービスは、社内設置やクラウドにかかわらず、目的を達成できるのであれば、利用者にとってどちらでもかまわないはずです。画面操作タイプにくらべ、非常に導入しやすいサービスといえるでしょう。

実際、当社で開発しているSaaS/クラウド型 IT資産管理/セキュリティ維持管理サービスである「ISM CloudOne」は、クライアントPCにエージェント・プログラムを導入すれば、あとは自動的に必要なIT資産情報を収集し、管理者に通知します。管理者は、管理画面でITシステムの現状を把握できますが、クライアントPCには特に画面は用意されていません。既存のIT資産管理ツールから乗り換えるケースも多く、導入企業は、累計で14000社(2011年9月現在)を超えています。

スマートフォンもクラウドの追い風に

持ち運びに便利なスマートフォンは、移動時間や出先での空き時間などでメールチェックやスケジュールチェックができます。時間を有効活用できるので、営業力の強化に活用する企業も出始めています。
その際に使用するスケジュールやメールなどの機能をクラウドで利用するケースが増えています。スマートフォンは生産性向上という切り口で導入されるケースが多いのですが、スマートフォンを利用していると、クラウドの活用はもはや当たり前の環境となりつつあることが実感できるでしょう。

あらためて整理するクラウド導入のメリット

クラウドが注目されている理由のひとつに、ITリソースをアウトソースするための手段として利用できることがあげられます。

工数削減のメリット

ITリソースをアウトソースすることで、ハードウェアの運用・管理業務を削減できます。削減できた工数は、本来の業務に割り当てることができるため、企業の競争力の強化にも寄与します。コスト削減にも寄与するため、IT部門だけでなく経営層にとっても大きなメリットです。

コストの平準化

経理的なメリットもあります。クラウドを活用することでコストを平準化できるようになります。これまでシステムを導入する場合、ハードウェアの調達やアプリケーションの購入などが不可欠で、どうしても導入時に大きなコストがかかっていました。
クラウドであれば、必要な時に必要なだけサービスを利用できるため、導入コストが高額になるということもありません。

BCP(事業継続計画)対策

地震や津波、台風などで被災し、社内に設置しているITリソースに大きな損害を受けた場合、すぐに復旧して業務を続けるということは困難でしょう。クラウドでは、インターネットにさえ接続できれば、これまでと同様の環境で作業を続けることができます。バックアップサイトなどの構築も、サービスを提供する各社が行っているので、自社で用意する必要もありません。

中長期的な視点に立って企業システムを見直してみると、クラウドの活用は不可避といえるでしょう。クラウドを活用し、積極的にITリソースの管理・運用をアウトソーシングすることで、企業競争力を強化できるためです。
しかし、すべての社内システムがクラウドで置き換えられるかというと疑問が残ります。社内システムをどうしていくのかという部分に軸足を置き、クラウドにしてもいい部分、社内設置の方がいい部分を切り分け、導入していくことが必要になるでしょう。

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