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> “人”とクルマのコンプライアンス管理【2011年編】第1回

コンプライアンスから内部統制へ 時代が求める企業テーマ

2011.9.6「内部統制で求められるリスク排除に向けて」単純な業務受託(BPO)からBPR(Business Process Re-engineering)、そしてKPO(Knowledge Process Outsourcing)へ

2008年にbiz.ORIXで「“人”とクルマのコンプライアンス管理」(リンク)を提唱してから、すでに3年が経とうとしています。これは、2006年の新会社法の施行に伴い、自社ビジネスの業務処理を可視化し、リスクチェック・評価の仕組みを定例業務および組織として整備するなどの必要性が高まる中で、車両管理は、

  • 関連法令が多岐にわたっている
  • その改定頻度が高い
  • 罰則強化の動きが強い

ため、一層のアウトソーシングが進むことを示唆したものでした。そして、今まさに内部統制強化に向けた社内基準構築の動きが戦略的なアウトソーシングの活用につながってきています。

コスト削減は、恒常的に企業の命題です。そうなると、社内でできることはなんでも社内で、という風潮になるのは当然のことかもしれません。ところが、現在注目されているのは、内部統制を意識した根本的な業務見直し「BPR(Business Process Re-engineering)」を行い、該当領域に関するノウハウの欠如を外部委託会社に求める「KPO(Knowledge Process Outsourcing)」という流れです。KPOとは、高度な知識やノウハウが必要な領域のアウトソースのことをいいます。弁護士、会計士といった専門家への業務委託が理解しやすいと思います。この流れは、「専門領域」については、社内で知識やノウハウを蓄積する人件費や教育費、それでも十分でなかった場合のリスクを考えると外部委託を有効に活用するほうが得策であるとのことでしょう。結果的にコストセーブとなり、安全確保にも早道であることが理解されてきました。

【BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場の市場規模推移と予測】

「BPO(Business Process Outsourcing)」とは、KPOと比較すると業務の単純なアウトソースと考えられます。その目的は、主に業務効率改善や人件費軽減という点にありました。非IT系BPOの市場規模が今年度1兆8千億円規模に拡大するというデータもありますが(図表参照)、自社内で対応することが難しくなってきている領域が増えてきている現在、BPOのニーズはKPOに求められる専門ニーズへ変化してきています。オリックスではこれらを「戦略的BPO」と称し、さまざまな分野のサービスを展開しています。

「車両管理」はまさにその一例です。車両にまつわる法令改正は頻度が高く、対策が必要です。さらに環境関連の法規制の整備、罰則強化の動きも相まって、ただ「クルマを管理する」という流れから、今や非常にリスクの高い専門的な業務であるという認識が浸透しています。
オリックス自動車では、車両を保有することによるリスクと車両を運行することによるリスクを、コントロールする必要があると考えております。このトータルリスクマネジメントが、結果としてトータルコストマネジメントに繋がると考えサービス開発を行ってきました。

具体的には、道路交通法、道路運送車両法、省エネルギー法等の各種法令に準拠した処理もしくは報告が行なわれているかをチェックし、業務プロセスとして違反が起こらないようBPRにて業務処理方法を見直します。

次回以降、当社の戦略的BPO活用により、リスクマネジメントを実践した事例を数例ご紹介いたします。

サービス提供会社:オリックス自動車株式会社

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